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マルチ・ポテンシャライトになって、複数の才能を輝かせライフワークを楽しもう

こんにちは。文丘雄清です。

最近よく聞かれるマルチポテンシャライトについて、備忘録代わりに記事に残しておきます。

 

マルチ・ポテンシャライト

マルチ・ポテンシャライトとは、マルチ(多くの)、ポテンシャル(潜在能力を持つ)、アイト(人)。

つまり、マルチポテンシャライトとは、様々なことに興味を持ち、多くの事をクリエイティブに探求する人のことである。

何かの専門家やスペシャリストではない、ライフワークが見つからない、飽っぽい、何をやっても中途半端で自信がない。そういう風に思っていないでしょうか?

一つのことに集中できない、継続できないダメな人間なんだ、と落ち込んではないでしょうか?

でも大丈夫!きっとあなたは、マルチ・ポテンシャライトです。 

ということで、マルチ・ポテンシャライトを有名にしたのはこの本です。

エミリー・ワプニックさんの『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』

マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法

エミリー・ワプニック (著), 長澤 あかね (翻訳) 

出版社 : PHP研究所 (2018/8/21)

もともとのタイトルは?

この本の原題は

How to Be Everything: A Guide for Those Who (Still) Don't Know What They Want to Be When They Grow Up

Emilie Wapnick

すべてになる方法:大人になったときに何になりたいのか(まだ)わからない人のためのガイド

少しニュアンスが違う感じを受けます。

将来、何になりたいか?

ちょっと大げさな表現では、ライフワークや天職などと言いますね。

はっきりコレ!と言える人もいれば、あれかもしれないし、それかもしれないと思っている人もいるでしょう。

この本の内容を参考にしながら、好きなことが多くありすぎて困る人はどうすればいいか考えてみましょう。

 

ライフワーク、天職は誰にでも必ずある

好きなことを仕事にしましょう。そうすると人生が幸せだ、という考えは一般的に受け入れられています。

嫌いなことをするよりも、もちろんいいでしょう。

しかし、「私には、好きな事なんて無いよ、、、」という人も多いのではないでしょうか。

個人相談で、

「自分の大好きなことをしよう、と言われても、自分の好きなことがわからないんです。」

という人に出会います。

好きなことや将来なりたい職業が答えられない子供はほとんどいません。しかし、大人の大半は答えられないのではないでしょうか。

しかし、この世に生まれてきた人は、何らかのライフワーク、好きなこと、天職(いろいろな言い方はあると思いますが)、そのような大好きなことがあるはずです。

 

好きなことは見つけるのではなく思い出す

自分の大好きなことを見つける方法

自分の大好きなことを見つける方法は、いくつかあります。

見つけるというよりも、正直な話、思い出すだけ、と言った方が正しいかもしれません。

それでもなかなか思い出せない方のために、いくつか質問を用意しました。

好きなことを見つける質問

  • 自分では簡単にできるけれど、人からすごいと言われていることは何ですか?
  • これまでに、多くの時間をかけてきたことは何ですか?
  • これまでに、多くのお金をかけてきたことは何ですか?
  • 子供の頃に、好きだったことは何ですか?
  • つい時間を忘れて熱中してしまうことは何ですか?

このような質問を自分に投げかけると、そういえば昔は熱中していたけれど、最近は忙しくて行っていないなぁということが、一つや二つは見つかるものです。

人は好きなことを思い出すと、それに関係する本を読んだり話を聞きたくなります。

好きなことを思い出すことができたら、1日5分でも構いません。それに関係する事やってみてください。徐々に昔の情熱やワクワクした感覚を取り戻すことができるでしょう。

 

 

大好きなことが見つからないのではなく、一つに絞れない?

しかし、何人かの方は困った状況に出くわします。

それは、やりたいことが多くありすぎて、一つに絞れない、というものです。

あなたの職業は何ですか?と聞かれたら、●●ですと答えるのが一般常識と思われています。

あれもこれも大好きなんです、というと、ちょっと困った顔をされることが多いでしょう。

好きな食べ物は複数あっても許されるかもしれません。しかし、職業となるとどうでしょうか?どれも中途半端になってしまうのです。

文丘の場合、例えばお金や投資のことを考えるのは大好きです。

けれども、あれもやりたいこれもやりたいと言うと、時間もお金も自分の資源がどれも分散してしまいます。

投資対象は分散する方がいいのですが(←時期や考え方、資産規模などで様々な考え方があります)、自分の時間や能力を分散すると、どうしても中途半端になってしまいます。

ビジネスの世界では、マルチタスクは効率が劣るといわれます。

 

一つのことに集中できる専門家、スペシャリストが素晴らしい

あなたはどちらのお店で食事をしたいですか?

普通に考えて、あなたはどちらのお店で食事をしたいでしょうか?

例えば、そば打ち一筋30年の職人がそばを打つそばの専門店。フランスの店で30年修行していたフランス料理の一流シェフ。

それとも、ラーメンもあるし、そばもあるし、うどんもカレーライスも天ぷらもウナギもある何でも屋の店。

おそらく多くの方が、専門的なお店で食べたいと思うことでしょう。

仕事ではどちらの人に依頼したいでしょうか?

それは仕事でも、同じかもしれません。

専門家の方と、何でもできる人。

その道一筋のベテラン、専門家、スペシャリストというのが一般的には好まれる傾向にあります。

しかし私を含め、一部の方はどうしても一つのことに集中できない、もしくは集中したとしても、また別のものに興味が移ってしまう人がいます。

日本では何でもできるというより、集中できない人、継続できない人、できたとしても器用貧乏とか言われて、あまりいい評価を受けません。

 

 

ようやく時代が追い付いてきて、マルチ・ポテンシャライトも生きやすくなる

しかし考え方によっては、器用貧乏の人は、多くの潜在能力を持っている人です。

複数のことを同時、もしくは順番にできる才能持っているという考えもできます。

一昔前は、社会人になって就職した会社に定年まで勤め上げるのが素晴らしいとされてきました。

一つの部署で、その会社のやり方の伝統を守る人が重用されました。

ところが最近は、会社の寿命も短くなる一方で、健康寿命も長くなり、どんどん新しいことをしなければいけない、という話も出てきています。

一社だけで勤め上げる人は少なくなり、複数の会社に勤めたり、起業する人も増えると予想されています。

そうなった時に、マルチ・ポテンシャライトというのは意外に、時代の流れにマッチしているのではないかと思います。

ようやく時代がマルチポテンシャライトに追い付いてきた、というのは言いすぎでしょうか?

音楽が好きだからミュージシャン。

デザインが好きだから Web デザイナー。

映画が好きだから映画製作者。

法律に興味があるから法律家。

これらのような、ストレートの一本道の人生はわかりやすいでしょう。

しかし、音楽も好きだし、アートも好きだし、映画も好きで法律も興味がある人もいるのです。

職業としては、一つではなく、結果的にどれも入り混じって仕事をしてもいいのではないでしょうか。

デザイナーをしながら音楽もやりつつ、映画制作もかじり法律関係のこともできる。そういった人がいてもいいと思います。

 

 

マルチ・ポテンシャライトの5つの素晴らしい才能

スペシャリストを重んじる世界で、マルチ・ポテンシャライトであるということは、一般的に(特に職業的には)、厳しくみられることが多いです。

中途半端な仕事をして、そんなので食べていけるの?

あなたは何をやっているの?

石の上にも三年というでしょ!

いうような質問、コメントされて困るかもしれません。

しかしマルチ・ポテンシャライトを応援するために書きますが、意外な才能があるのです。

 

素晴らしい才能その1:アイデアを統合できる

1:アイデアを統合できる

複数のことに取り組んでいるからこそ、一つのことを別の視点で物事を見ることができます。

前から見たら四角、横から見たら三角、上から見たら丸、どういった形をしていますか?

算数の有名な問題ですが、前からばかり見ていたら、一生答えは出てきません。(答えがわかる人いますか?)

視点をずらすことができれば簡単です。それが、マルチ・ポテンシャライトなら自然にできる場合があります。

 

素晴らしい才能その2:学習速度が速い

2:学習速度が速い

一つのことを深堀するのではなく、複数の分野や業界などを渡り歩くため、多くのことを素早く学ぶ必要があります。

いろんなことを経験してるために、初心者からある一定レベルまで行く時の学ぶ速度は一般の人よりも早い場合が多いです。

だからこそ、マルチ・ポテンシャライトなのでしょう。

ただし、そこから超一流のスペシャリスト、ベテランになるのには時間も経験も必要でしょう。

そこに到達する前に、別のことに興味が出てしまうのが玉に瑕です。

 

素晴らしい才能その3:適応能力が高い

3:適応能力が高い

いろいろなことをこなすことができるマルチ・ポテンシャライトは、適応能力が高く、柔軟な対応ができます。

才能は幸せの源泉であり、不幸の源である、ということを聞いたことがあります。

マルチ・ポテンシャライトは、高い適応力があるがゆえに、マルチなのですが、そのため多くのことをしてしまう羽目(請け負ってしまう)になります。

つのことを深堀する専門家がしないような周辺のことも、器用貧乏だからできてしまうのです。

いいことなのか、悪いことなのか?

 

素晴らしい才能その4:大局的な視点を持つ

4:大局的な視点を持つ

専門家は一つのことを狭く、深く、突き進みます。

マルチ・ポテンシャライトは、一つの事を深堀りできないかもしれませんが、その反対の特徴として、高所、高い視座で物事を観る事ができます。

一つ一つは広く浅いかもしれませんが、全体を俯瞰できることはとても大切です。

 

素晴らしい才能その5:複数の分野を繋ぐことができる

5:複数の分野を繋ぐことができる

複数の業界や分野の架け橋になったり、通訳として活躍できます。

それぞれの専門家は、その分野で素晴らしいパフォーマンスを発揮しますが、全く違う業界に行くと才能を発揮することができません。

しかし、Aという分野も、Bという分野も両方のことをある程度分かってるマルチ・ポテンシャライトが間に入ることにより、Aの人も、Bの人も、その専門の力を活かすことができます。

マルチポテンシャライトは A の専門家、 B の専門家よりそれぞれの知識は少ないかもしれませんが、両方を繋ぐことで A も B も皆さん活躍する場を創ることができるようになります。

このように新しい世界を切り開く才能をが、マルチ・ポテンシャライトにはあると思います。(もちろん、専門家の方もそれぞれの才能を持たれている方もいます)

 

世の中へのちょっとした提案

しかし、マルチ・ポテンシャライトというライフスタイルや彼らの特徴、こういう考えはまだまだ世の中に広まっていません。

ですから、やや偏った見方になるかもしれませんが、こういう記事を書きながら、考えました。

複数のライフワークがあってもいいですよね。

好きなことは、一つに絞らなくても大丈夫です。

というちょっとした提案をしたいと思います。

 

ちなみに、私は一つのことを深く追及する専門家や、その道一筋何十年の職人さんなどは大変尊敬しています。

やはるプロフェッショナルはかっこいいです!(でも、自分には無理そう)

自分に出来ないことをやり遂げる人は、本当に素晴らしい人であり、才能の持ち主だと思っています。

 

ライフワークは名詞ではなく動詞で考える

マルチ・ポテンシャライトの5つの才能の中でも、私の場合は、4つ目の高い視点から見るということが、自分のライフワークを見つめなおす一つのきっかけになりました。

自分の中で、アイデンティティをどう保つか、どのように折り合いをつければいいのかと考える場合があります。

例えば、様々な材料の研究をしています。お金についても研究しています。人間関係も心理学も探求しています。

世の中の謎を解き明かしたいし、自分の知らないことを知りたい。

まだ行ったことがない国に行ってみたいし、見たことがない絶景も見たいし、食べたことがない食事も食べてみたい。

なんというわがままでしょう。

これって一体自分が何者か分からないし、自分のアイデンティティがバラバラなような気がします。

 

自分のライフワークを俯瞰的に考える

しかし一歩引いてみて、「人生を探求する」ということをライフワークにしているとすればどうでしょうか?

そうすると、研究したり探求したりする対象が、人間関係だったりお金であったり旅ということになります。

一つ一つはバラバラのようなものに見えて、実はそれらを一つ串刺しにするようなものがあるとしたら?

私の場合は「探究する」ということでしょうか?

そういう風にしてみれば、細かな対象はころころ変わるかもしれませんが、人生の軸はぶれることはありません。

多くのことに興味がありすぎて、何もできない人生皿回しのような状態だと思って悩んでる方は、一つ視点の段階をあげて、上位概念で物事を考えてみるのはいかがでしょうか。

蕎麦も食べたい、うどんも食べたい、パスタも食べたい。そういう人は、麺類が好き、としましょう。

さらに、おいしいものが好き、と言ってしまえば、何を食べてもいいことになります。

そういうような柔軟な考え方で、自分のライフワークを考えてみるのも一つの方法です。

 

名詞ではなく、動詞で考えるという逆転の発想

私はライフワークは名詞ではなく、動詞で考えましょうと伝えています。

「書くのが好きなら作家になろう」、「歌が好きなら歌手になろう」、「旅行が好きなら添乗員になろう」、と考えがちです。

しかし、このような一直線だと、レールから外れると行き場がなくなります。

そんな時、動詞で考えるとどうなるでしょうか?

 

物を書くことを意味する表現

筆を取る ・ 書きつける ・ 執筆する ・ 紙幅を費やす ・ 健筆をふるう ・ 著述する ・ 記述する

ものを紙などに書いて記録すること

書き留める ・ 記載する ・ 掲載する ・ 記す ・ 書き記す ・ ノートする ・ 書く ・ 記述する ・ 叙述する

書面で連絡する、または表すこと

書きおろす ・ 書きつづる ・ 筆記 ・ 認める ・ 記す ・ 書き送る ・ 書きあらわす  ・ したためる ・ 執筆 ・ 書き表わす ・ 書下ろす ・ ・ 書き綴る ・ 著わす ・ 綴る ・ 書きおくる 

文学作品を作り出す

起稿 ・ 書きおろす ・ 書きつづる ・ 著作 ・ 書き下ろす ・ 書き下す ・ 記す ・ 書きあらわす ・ 書表わす ・ 起案 ・ 執筆 ・ 書き表わす ・ 案文 ・ 書下ろす ・ 詠む ・ 書綴る ・ 書する ・ 物する ・ 書き綴る ・ 著わす ・ 綴る ・ 書表す ・ 著す ・ 著述 ・ 起草

出版のために発行する

 発刊する ・ 書き著す ・ 出版する ・ 執筆する ・ 刊行する ・ 発行する  ・ 著わす ・ 著す 

 

そのほかにも、論文を書くことや記事を書くこと、その修正や校正など、書くことにまつわることはいろいろあります。

書くことに関しても多くの動詞があり、動詞から連想する職業は作家だけではないはずです。

 

 

マルチ・ポテンシャライトの4つの働き方(ワークモデル、適職)

マルチ・ポテンシャライトにも、細かく見ていくと種々のパターンがあります。

エミリーワプニックさんの本によると、マルチ・ポテンシャライトには大きく四つの働き方、ワークモデルがあると書かれています。

ワークモデルその1:グループハグ・アプローチ

「グループハグ(まとめて抱きしめる)アプローチ」とは、ひとつの多面的な仕事またビジネスに携わることで、職場で多くの役割を担い、いくつもの分野を行き来できること。

さまざまな能力が求められる、多面的なプロジェクトが好きな方に向いているそうです。

 

ワークモデルその2:スラッシュ・アプローチ

「スラッシュ・アプローチ」とは、パートタイムの仕事やビジネスをいくつか掛け持ちし、その間を日常的に飛び回っていること。

まったく違うテーマを頻繁に行き来することが好きな方が向いているようです。

 

ワークモデルその3:アインシュタインアプローチ

「アインシュタイン・アプローチ」とは、生活を支えるのに十分な収入を生み出し、他の情熱を追求する時間とエネルギーも残してくれる、フルタイムの仕事か、ビジネスに携わること。

融通が利くことよりも、安定を重視するタイプに向いているそうです

 

ワークモデルその4:フェニックス・アプローチ

「フェニックス(不死鳥)・アプローチ」とは、ある業界で数ヶ月、もしくは数年働いたあと、方向転換して、新たな業界で新たなキャリアをスタートさせること。

かなり長期間にわたって、物事に熱中するタイプが向いているそうです。

 

このように、四つ提案されていますが、マルチ・ポテンシャライトの働き方として4つにまとめるには、かなり幅広い内容でバリエーションや組み合わせもありそうです。

ご自身がどのような働き方をしたいかは、趣味や性格、才能の原型などさまざまな点から見ていく必要がありそうです。

ワークモデルも一つではなく、いろいろな働き方があっていいはずです。

現実的な対応として、四つの考え方をモデルにしてみるところからはじめてみては、いかがでしょうか。

 

マルチ・ポテンシャライトになって、複数の才能を輝かせライフワークを楽しもう

マルチ・ポテンシャライトを活かすコツ

マルチ・ポテンシャライトは、学習能力が高く、なんでも柔軟にこなすために、何でも屋さんになってしまう場合があります。

この場合は、何でも屋さん、器用貧乏ということで、世の中では低い扱いを受けることがあります。

個人的には、マルチ・ポテンシャライトを活かすコツがあると思います。

マルチな才能の中で、コアな技術を一つ作る。

コアな技術をつなぐ架け橋になる。

マルチな才能の中で、伸び盛りの業界に片足を突っ込む。

どうしても技術者より目線になりますが、マルチな才能の中で、自分の特徴を見極めるという風にするといいと思います。

 

マルチ・ポテンシャライトの不安をいやす

この本にも書かれていますが、マルチ・ポテンシャライトが抱えがちな不安がいくつかあります。

アイデンティティの不安、何度も初心者を経験する不安、一流になれないという不安、詐欺師と呼ばれるような不安などです。

 

一流でないといけないという世間体や、外野の雑音に悩まされることもあるでしょう。

「あなたは何をやってる人ですか?」

と聞かれるのが一番困る質問です。

しかし、そういう時こそ、マルチ・ポテンシャライトだと告白してしまいましょう。

すっきりと楽になりますよ(笑)

そのように言う人が増えても困らないために、このマルチ・ポテンシャライトというライフスタイルをの多くの人に知ってもらいたいなと思います。

「お仕事は何をされていますか?」

と問われた場合、素直に答えてもいいし、相手によって答え方を変えるのも一つの手です。

いろんなことをしてると言ってもいいし、何となくざっくりとした肩書きを名乗ってもいいでしょう。何々するのお手伝いしています、と簡単に説明してもいいと思います。

一つに事に縛られず、複数の才能を生かして楽しんでいる、と自分で納得すれば、すっきりするでしょう。

 

マルチ・ポテンシャライトを楽しもう

自分の中心軸がずれないように、マルチ・ポテンシャライトであると発言することによって心が落ち着くのであれば、それは大切なことだと思います。

大事なことは、気になることは自分で体験してみることです。

合わないと思ったらやめる。面白いなと思ったら、続けて自分仕様に改良していけばいい。

この言葉、聞いたことがあるでしょう。

「未来に向かって、人生の点と点をつなげていくことはできない。

できるのは振り返ってつなげることだけだ。

だから僕らは信じるしかない。

今していることが、いつか何らかの形でつながっていくんだと。」

拙著『お金の不安がゼロになる50の悟り』の表紙は、赤ん坊が振り返っています。

人生は前を向いて歩いて行かないといけません。しかし、たまには振り返ってみることも必要でしょう。

その時は無駄だと思ったかもしれないことが、あとでしっかりとつながっていたことに気づく時が来ます。

だから、気になることはやってみればいいのです。

 

必ずしも一つのことを続けなくてもいいし、複数のこと並行でやってもいいし、連続であってもいいよと、許可を与えることだと思います。

自分の選択を、誰かに納得してもらう必要はありません。

自分自身が納得しいればいいと思います。

 

「あなたは、なりたい全てのものになってもいいと、自分に許可を出せたらあなたの人生はどう変わりますか?」

 

大人になっても、何になりたいのか(まだ)わからない人にとって、すべてになりたい人にとって、マルチ・ポテンシャライトという考えが役に立つといいなと思います。

 

 

最後に

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

最後に一つだけお願いです。

もし、何かやりたいことがある場合、それが途中まではじめたものでもいいし、心の奥底にあるものでもかまいません。

ぜひ、やりたいことを、やってみてください。

仕事柄、ふつうの人よりも多くのお葬式、法事などの法要に参列しています。

いつかやろうと思っていても、できなくなる日が来ます。

生まれたからには、老いて、病気になって、いずれは死にます。

お金がないから、時間が無いから、資格がないから、自分なんかが、、、と言い訳をしている時が、幸せだったとならないように。

悔いのないようにしましょう。

さあ、あなたのまだ眠っている複数の才能を輝かせて、素晴らしい人生を楽しみましょう。

 

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