こんにちは。文丘雄清です。
一昨年から、お金の教育の一環として、高校への出張授業を行っています。
今期は、高校ではなく、大学からの依頼がありました。しかも、女子大の一年生への授業です。
オジサンにとっては、緊張が半端ないですね(笑)
通常は、一般的な金銭教育についてお話しすることが多いですが、今回は先生から要望がありました。
・成年年齢が18歳に引き下げになったことを踏まえ、お金を使う際には責任が伴うことを学ばせたい。
・消費生活(クレジットカード、リボ払い等)については事前知識がほとんどないため、クレジットカードの仕組み等の基礎からお願いしたい。
・ライフプランについては人生に必要なお金をイメージさせ、若い時からプランニングが必要だということを理解させたい。
などなど、先生の熱い思いをお聞かせいただいて、授業のプレゼン資料など作成しました。
1:お金との付き合い方
・お金を管理するスキルを身に付けよう
・大事なお金の公式
・収入の確保と支出の管理の基本
・小ネタ:新成人になったらトラブルに注意
2:お金の運用方法を学ぶ
・お金を貯める 単利と複利
・お金を借りる
・もしお金を借りるとしたら
・クレジットカード
・やったらダメ リボ払い
・小ネタ:iPhoneを変えない20代が続出の理由は?
3:ライフプランとお金
・10年後の自分を思い描いてみよう
・キャッシュフロー表
・まとめ
・小ネタ:寝袋もって旅をする
といった内容で約100ページのボリュームに。
それ以外にもわかりやすいように、動画を準備したり、
インターネットを利用した早押しのクイズをしたり、、、
若い方に興味を持ってもらうように、工夫しました。
クイズは初の試みでしたが、意外に楽しんでもらえたようで良かったです。
授業中にスマホを使うなんて、昔は考えられませんでしたね。
授業は5学科の方、総勢330名以上の方にさせていただきました。
回を重ねることに、少しは聞いてもらえるようになったと思います(そう思いたい)。
普段、高校生向けのお金の付き合い方は、稼ぐ、使う、守る、ふやす。
お金の公式そのものですね。
お金の公式簡易版 あなたのお金=(収入ー支出)+(貯蓄+運用)
今回は、お金をかりる、という点に注力しました。
お金を借りるのは、いざという時に力になります。
しかし、簡単に貸してくれるところから、安易に借りてしまうのは、将来困ることに。
「どれだけ借りられるか」よりも「きちんと返済できるか」の視点を大切にしてください、とお伝えしました。
そうしないと、新型iPhoneが手にはならなくなるよ、という事例を話すと、ちょっとは自分事として理解してくれたようでした。
この記事をお読みのあなたも、くれぐれも、リボ払いには手を出さないようにしてください。
パーソナルファイナンス:お金の教育は大切
自分自身が、もっと若い頃にお金の勉強をしていればよかったな~と常々思っていました。
クレジットカードも賢く使えば、いいことがいっぱい。
しかし、使い方を間違えれば、多重債務になったりしてしまう可能性も。
特にリボ払いは要注意です。
日本は、学校で、国語、算数、理科、社会などよく勉強します。通知表も大切です。
しかし、大人になれば、「お金の成績表」も大事になってきます。
ですから、自分の経験も少し話させていただきました。
自分のお金の経験が役に立つのなら
自分の経験や知識が役に立つなら、と高校や大学の若い方向けの出前授業は引き受けるようにしています。
自分が行うセミナーはお金を払って聞きに来てくれる方ばかり。当然話しやすいです。
一方で学生の方向けは、そもそも違います。難しい点も多々ありますが、すべて経験です。
自分の話がもっと上手ければ、面白ければ、聞いてもらえるのにと反省ばかり。
非常に緊張しますし、恥ずかしいこともありますが、背伸びせず、出来る範囲のことをやっていこうと思います。
少しでもお役に立てたら嬉しいです。
今回感じたことは、若い方のパワー、エネルギーです。
10年後の未来を考えるコーナーでは、教室中の熱気がすごかったです。
日本の将来は明るいな、頼もしいな、と思いました。
大人の方が、若い方の成長を邪魔しないことが大事かも、なんて色々思ってしまいました。
それにしても、オンラインではなく、マイクを持っての対面授業はやはり緊張します。
もっとうまく話せるようにがんばります!